はじめに
こんにちは、あやちりです。
今日はボードゲーム、「エバーデール」の100回の実践で得た、必勝法、攻略法を紹介いたします。
世界観◎、コンポーネント◎、戦略性◎の3拍子揃ったおススメのボードゲームです。
本ページではエバーデールの基本的なコンセプトやルールは簡単な説明でとどまらせていただきます。
あくまで、エバーデール好きが勝ちや点数にこだわった時に役に立つ情報を紹介してまいります。
最も強いカードや定石などについてしっかりと紹介して参りますのでお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
エバーデールとは
エバーデールは、「森に住む動物たちが、建設したり仲間を迎えたりしながら、自分たちの街を開発していく」ボードゲームです。森の動物たちは仕事に熱心です。プレイヤーは、その群れのリーダーとして、冬から秋にかけてエバーデール谷の土地を整えたり、街を開拓していく役目を担います。
一癖も二癖もある森の動物たちと一緒に、素晴らしい世界観の中で街を作り上げていきます。
遊ぶ前の準備
さて、さっそくゲームを始める前に準備をしていきましょう。下記のような配置で各コンポーネントを準備しましょう。
中央にメインボードを置き、その上部に組み立て永遠の樹を配置します。(ボードゲームでこのように3D感を味わえるボードゲームは少ないので、制作側がいかに世界観に力を入れているのが感じられますよね。)
次に各コンポーネント(トークンやカード、ワーカー)を指定の数だけ配置してください。
手札はそれぞれ枚数が異なる為、要注意!
手番の早い人は選択肢が多く有利になる分、後手のプレイヤーには手札カードの枚数が遅くなればなるほど充実するようになっておりますのでお忘れなく!
進め方
エバーデールはボードゲームのジャンルで言うと「ワーカープレイスメント」にあたり、自分のワーカー(労働者)コマをマスに配置して資源を獲得していきます。
手番制で、下記のいづれかのアクションを実行し、次の人に移るという流れになります。
このゲーム、何がすごいかというと、選択肢が幅広く戦略性が非常に高いのです。
選べるアクションは大きく分けて3つですが、細かく分けていくと、9通りもの選択肢が存在します。
それに加え、本ゲームはカードが75種類もある為、ゲームの選択肢は無限大なのです。
とはいえ、何事にも攻略法や定石というものがございますので、次項以降はそれをお伝えできればと考えております。
ゲームの終了と勝者判定
エバーデールでは、冬から始まって『冬⇒春⇒夏⇒秋』という流れで1年を過ごします。(各季節が1ラウンド目・2ラウンド目…のようなものです)
そのため、数ターン過ぎたら「では春(第2ラウンド)になります」というようにみんな一斉に季節が切り替わる、と思いきや…人によって季節が違うことがあります!!
全員がアクション出来なくなった時点でゲームは終了します。最終的に下記の合計点数が最も高い人の勝利になります。
というわけで、エバーデールは世界観◎、コンポーネント◎、戦略性◎の3拍子揃ったボードゲームであることは理解していただけたと思いますが、それがゆえに「攻略法なんてない!」そんな声が上がってきてもおかしくないでしょう。
エバーデールでは70点以上であれば高得点とされております。その中で、ネクストステージである80点、そしてその先の景色も夢じゃない!押さえておくべき内容を以降に紹介してまいります。
徹底解析と各選択の判断
カードの内訳
まずは、エバーデールの内容物を細かく見ていきましょう。
まずはカード。
カードの種類は大きく分けて5種類で計128枚収容されています。これらの内訳は説明書には記載されておりませんが、調べると下記の通りでした。
カード | 説明 | 種 | 毎 |
茶の旅行者 | プレイすると直ちに効果を適用し、 その後は再び効果を発動することはない。 | 8 | 19 |
緑の生産 | プレイすると直ちに効果を適用 春と秋を迎えると再度効果を適用 | 16 | 52 |
赤の目的地 | マスにワーカーを配置した際に効果を適用 OPEN表示のあるものは相手であっても使用可※ ※この時、相手に配置された人は勝利点トークンを1つ得る | 8 | 18 |
青の政治 | 特定のカードをプレイした後に追加ボーナスを与えたり、カードのプレイに必要となる資材コストを軽減 | 8 | 21 |
紫の祝福 | 条件を満たした場合に終了後にボーナスを得る | 8 | 18 |
考察として、後述しますが、特殊イベントカードの中で最も点数の高い”エバーデール”というものがあります。
これをとることがとても重要になるのですが、やはり枚数の少ない赤の目的地カードと紫の祝福カードは相手よりも早くプレイすることが必須となる事を覚えておいてください。
次に動物、及び建物カード、さらに一般、及び特別のカードの内訳をみていきましょう。
建物 | 動物 | |
一般 | 10種/34枚 | 12種/38枚 |
特殊 | 14種/31枚 | 11種/23枚 |
これらの種類が得点につながるカードは”紫の祝福カード”になります。
上記の内訳から、最も獲得しやすいのは一般の動物カードになりますので、”紫の祝福カード”の「学校」は強力といえるでしょう。一方で、特殊の建物カードも枚数では劣るものの、種類は豊富です。また、特殊カードは一般カードと比べても点数に強力なカードが多いため、特殊な建物をボーナスで狙う事も得策と考えます。そうした時、”紫の祝福カード”の「宮殿」も強力といえるでしょう。
資材の選択
次は資材の優位性です。どの資材を積極的にとるべきかを紹介します。
それぞれのレベル感を合わせ比較する為に、「森の小道17マスに対して、各資材がいくつ入手できるか」という視点で、優位性を確認した結果、下記の順番が資材の優位性(希少性)となります。
入手すべき資材
この結果から、任意のトークンが手に入る機会があれば積極的に「石」を入手することが望ましいですし、不要であれば果実、不要であれば樹液というような選択を心がけましょう。
また、意図しない結果となったのが果実と樹液です。樹液のほうが希少に思えましたが、果実の方が手に入りにくいという結果ですので、大事な動物たちに与えるよう心がけましょう。
これも後述しますが、修道院はとても強いカードです。その際に必要なのが果実になりますので、重要になってきます。
そして、この結果、裏を返せば、「木」や「カード」を「石」「勝利点トークン①」に交換できる機会があれば、積極的に交換したほうが良いともとらえられます。その他、優位性の高いものへの交換は有効です。
小道マスの選択
本来、エバーデールでは狙いのカードに応じて資材を入手することが一般的ですが、ここでは狙いのカードがなく、単純にコスパの良い(お得な)小道マスがどのマスであるかを紹介します。
こちらも、先ほど同様、「森の小道17マスに対して、各資材がいくつ入手できるか」という視点で、優位性を確認しました。
選択すべき小道マス
あくまで、お得ならどこでもいいや。という場合に参考にしてください。本来あるべき姿は狙うカードに対して何を集めておくかとバランスが重要です。
また、木を石に変換できる裁判官が場にあれば木を積極的に取りに行くことも有効です。
森マスの選択
森マスも前述した小道マスと同様に希少性から優位性を比較しました。
選択すべき森マス
1位
同一2位
同一2位
やはり、石を入手できるマスが強力。早めに石を集めておくと、後半枯渇せずに戦うことができます。
森マス”ゲーム盤上の森の小道1マスをコピーし、カードを1枚引く。”は小道マス”カード2+勝利点トークン①”を選択することで大きく効果を引き上げることができます。
逆に最も効果の小さいマスは「樹液2個と小枝1個を得る。」です。ご注意下さい。
特殊イベントカード
下記のカードがでたら是が非でも取りに来ましょう。
特殊イベント 最強ランキング
1位
同一2位
同一2位
往診は夫婦4組で最大12点を狙える高得点の夢が詰まったカードです。また、夫婦の組み合わせができるだけでも7点と高得点な為、これだけそろえるのに専念したとしても、計算上では40点の獲得が可能。なかなかうまくはいきませんが、失敗は少なく、アメリカンドリームです。
エバーデールに関しては、ワーカー1個の使用以外の条件がなく、単純な9点の加点で上位入り。
免税は修道士がある場合に非常に有効で7点とその他、緑の生産カードの恩恵を得ることができます。緑の生産カードで農場や雑貨店があれば容易に果実を手に入れることができますので、コンボクリアです。
ワーカーについて
ワーカーは最も点数の可能性を秘めている為、無駄遣いはしたくないところ。
初めのうちは資材の調達に出向いてしまうのですが、後半は点数に直結するイベントなどに参加させてあげたいのが、親心ですよね。
ワーカーは全部で15回動かせます。(ここでは野伏せなどのワーカーを移動させる効果を除きます。)
使い道は点数加算に使うべきで、最も有効なのは「巡礼者の行路」を除いた特殊イベントカードの入手です。
「巡礼者の行路」は”修道院”が弱いことに加え、ワーカーを2個使用しなければ効果を得られない為、非常にコスパの悪いカードといえます。希少なワーカーを3点に使うのは得策ではないと考えます。
次に狙うべきは秋のみに解放される旅ボーナスマスです。⑤④当たりは何も考えずにとるべきです。
③を取りに行く際、もしその時点で基本イベントタイルが残っているなら、そちらを優先させてください。⑤④に関しても、”王”や点数が伸びると判断した際はその限りではないです。
後半は5、4、3点以上を狙うことを最重要視しておきましょう。
最強カード ランキング
私が独自に評価した各カードの強さをランキング形式で記載します。とはいえ、選択肢が多いエバーデールですので、状況に応じては一概に言えない点も多くございます。一意見として参考にされてください。
紫の祝福カード
高コスパで、ボーナス大量得点ゲット。
一般の動物分、ボーナス点を得ることができるカード。石いらずで入手できる為、使いやすく、
旦那と夫人のセットを集中的に狙い、相乗効果も期待できる。一般の動物を集めて田舎暮らしコンボ!教師は出さなくても良い。
ボーナス大量得点ゲット。
一般の建物分、ボーナス点を得ることができるカード。
学校には劣るものの、王が出せるメリットが大きく、
学校とのコラボが魅力的。
学校+城が難しそうであれば、宮殿を出しては?
宮殿→王妃→劇場のコンボが鬼のように強い。
特殊な建物・動物をたくさん集めよう!
緑の生産カード
果実が3つあれば、5点加点できる。
季節を超えるごとに加点すれば、+8点と非常に協力。
仲のいい友達に実をあげれば、盛り上がるので良しとしましょう。
こちらは序盤に出せると非常に高コスパ。
石をたくさん入れておき、後半の紫の祝福カードに備えておきたい。短銃にカードの点数が2点と高いのも魅力的。
ベリーが大量に必要なのはネックだが、店主と宿屋の主人などで
蓄えの基盤を構築していれば、意外とたやすい。
最大7点の大量加点が期待できる。
青の政治カード
序盤で出せると資材に困ることなく最強となります。
合わせて、裁判官を出してしまえば勝ったも同然。
中盤までに出せなければ半減するので、使用は控えてもいいかもしれません。
コストが高いですが、クレーンが出てしまえばこっちのもの。強すぎます。
春の季節の準備に緑の生産カードを発動できますが、そんなの無視してかまいませんので、できるだけ早く出しましょう!
こちらも序盤に出せれば非常に強い。
有効活用するコツは極力「木」を高コストな「石」や「果実」に変換するように心がけましょう。
あとはカメのようにゆっくり相手をいたぶるだけです。
いつ出てきても強いカードです。
遺跡→牢獄→大学の準備消すことができれば、資材も豊富に手に入るし、
15枚制約も解消することができ、流動的に動ける非常に強いカードです。
茶の旅行者カード
街のストックを無視して出せ、尚且つ3枚ものカードを引くことができる、唯一無二のカード。
コスパも良く、公開された場合は即座に手に入れよう。
牢獄や大学があってこそ輝くカードだが、不要なカードを排除できる貴重なカードで、所要枚数も豊富で手に入りやすいため、がんがん活用できる。遺跡に移籍を使うこともできる為、単純にノーコストで2枚引くなどもできる為、先のことは気にせず使っていこう。
茶の旅人カードは一回きりのカードなので、使用した後は捨てるに限ります。
ワーカーが+1個追加される効果は魅力的。また牢獄の使用回数の解除も助かる。
赤の目的地カード
赤の目的地カードはもともとワーカーを複数個使用する為、他の種類のカードに劣る事が多い。
しかし、この大学だけは別格です。カードのストックを調整できるうえに、その資材を確保し、尚且つ勝利点と任意の資材を得るという恐ろしいカード。
対象にするべきカードは、使用済みの牢獄,墓地がよい。
もし、大学や牢獄などを手札や公開されているなら、このカードをだして取得したい。木2,樹液1とコスパが小さい為、石を取得できない状況には大きく役に立ちます。
また、基本点数も2と高いのが重宝されます。
ストックに余りがあるなら、検討の余地あり。
運任せにカードを引くのではなく、まず初めに次に出したいカードを安息地にワーカーを配置し捨て札にいれる。そいて墓地で復活させるというステップで、永遠の樹や城、宮殿などを出せれば形成逆転の可能性もある。
まとめ
- 赤と紫のカードは少ない
- カードの枚数から「学校」「宮殿」は強力
- 資材は石・1点>果実>樹液>木・カードを意識しておく
- 資材集めは使いきれるようバランスが重要
- 小道マスに困ったら”カード2+1点”に置く
- ワーカーは終盤で点を狙う為、特殊イベントや秋の旅ボーナスマスが有効
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はエバーデールの攻略法を紹介いたしました。
選択肢が無限にある、エバーデールですので、多少は運に任せるタイミングが生じますが、
今回説明した内容を頭の片隅置いておくだけで、今までの+10点は平均的に上回るようになると思います。
是非、次回のエバーデールのプレイ時に試してみてください。
最後に、初めての方でもプレイできるようにサマリーを作成しておりますので、見てみてください。
読むだけでインストにも使えるよう内容になっています。
それでは次回の記事をお楽しみに~!